先月のこと。
父は、趣味のグランドゴルフ中に倒れて、病院へ搬送された4日後に、帰らぬ人となりました。
73歳でした。
親戚に言われたのは、ポックリ行けて父を見習いたい……母は、可哀想だけど……
確かに、冷静に捉えると、ピンピンコロリに見えるのでそうかもしれませんよね。
けれど母にすれば、元気に一緒に朝ごはんを食べて「僕、当番だからちょっと早めに言ってくるよ。」と出かけた30分後の知らせ。
もういないんだな。。。今もふと、私も考えたりします。
私自身、親離れ出来ているつもりでいました。
結婚後もずっと良い距離感で付き合っていたと思っています。
それでも、父が倒れた時に思いっきり泣けませんでした。
泣きじゃくる母が、これから1人になる事の方へ気持ちが行き、私がしっかりしなきゃが先に立っていたんです。
母は、63歳で初めての一人暮らしを始めています。
最初こそ、泣いていたけれど、お友達が毎日来てくれてお昼ご飯を一緒に食べるそうで。
ご近所に、お友達がいて良かったですし、本当に有り難いです。
残ったのは古くなったお家だけれど、夫婦2人でいた時に充分だった年金が、遺族年金に変わると減ってしまいました。
お金の事を把握しながら、ひとつひとつ手続きも済ませていきました。
人が亡くなった後って、色々やることがあるんだなぁ、役所の仕事は、私にはとてもじゃないけど出来ないなぁと感じました。
一人暮らしを初めた母。
良かった事は、古くても持ち家だったことです。
住む家がある事は、60代で1人になった母にとっては、心強いだろうなと感じます。
本当に、古いのでこの先色々リフォームが必要になるとも思うけれど。
父は、物が捨てられなかった人。
母は、すっきり暮らしたいと考えている様で、会話中、ポツポツと悩みを話してくれています。
それを溢れない様に私は、メモして書きとめています。
ちょっとずつ、改善出来ればいいなと思うから。
この1ヶ月必死に、1人になった母のために動こうとしていた自分がいました。
ただ、、、
一生懸命になりすぎたらダメだよ〜と大切な人が優しくそっと教えてくれました。
「私の人生と、母の人生は別だから切り離して考えてね。」
そうでした。
まずは、私が自分のコップのお水を満タンにしなくちゃ。
私にも、家族がいます。
自分の時間も大切。
それを踏まえた上で母も、どんな母親でも親は親。
愛情があるのも事実。
私は、自分の生活を守りながら母のことも気にかけ愛情を注ごう。
今はそう思っています。
本日は、心の声を交えながら。
これからは、実家の断捨離や母の事も時々記載していきます。