家には、ソファがない変わりに1人がけの椅子が1脚あります。
私が、初めての妊娠をした27歳の時に購入した物です。
当時”授乳する時に楽な様に”と、夫が選んでくれた椅子。
子どもがハイハイする様になった頃、よく椅子の下に入っていた事を今だに思い出します。ひょっこり顔を覗かせて可愛かったなぁー。
幼稚園に行く頃には、椅子を反対向きにして滑り台に見立てて遊んだり。椅子の上でぎゅーっと抱っこしたり。
軽くて丈夫な椅子。
父が遊びに来た時には、この椅子を自ら窓際に運んで、ここに置いたら日向ぼっこ出来ていいなぁーって言ってたのも思い出します。
今は、ここでテレビを観たり、ゲームをしたり、漫画や本を読んだり、携帯を触ったり、家族みんな1日に1回は腰を掛けています。
つまりは、みんなのお気に入りです。
お値段は、当時1万円もしなかったと思うんですけどね。プライスレスです。
長男が15歳。そのはず。私も42歳になります。つまり、この一脚の椅子と共に15年以上月日が経っていると言うこと。
物を減らしていた頃は、椅子を処分したくなった事もありました。
何処に置くのがベストか分からずに、あっちにいったりこっちにいったりした事もあります。
ソファに買い替えたい気持ちになった事もあります。
段々と古びていく椅子を見ていると、買い替えたいと言う思いで家具屋さんへ足を運ぶ事も増えました。
だけど、どう言う訳かたくさんの椅子を見ながらふと。
探しているのは同じ椅子。。そう気付いてしまったんです。
明日へつづく。